2022年10月、第7回「世界のウチナーンチュ大会」が開催される!!
本日2022年5月16日は「旅の日」だ。元禄二年(1689年)の今日、松尾芭蕉が江戸から「おくの細道」へ旅立った日を由来とし、1988年に制定された。
旅を見知らぬ土地に行くという趣旨で、沖縄県は、他府県では見られない沖縄独特の「移民」という歴史がある。一世紀以上前の1900年頃から、世界各地に「移民」を送り出していたのだ。今では、推定42万のウチナーンチュの子孫が北米、南米、アジア、ヨーロッパなど世界各地に住んでいる。
そして、1990年より5年に一度、そのウチナーンチュたちが一堂に集う「世界のウチナーンチュ大会」というイベントが沖縄本島で開催される。今年はその年に当たり、10月30日から11月3日にかけて開催されるのだ。移民子孫が祖先のルーツを訪ね、沖縄伝統音楽・文化に触れることで、ウチナンチュとしてのアイデンティティーを高める目的としている。参加者は沖縄の土地に来たということで感激して涙を流す人も大勢いる。
また、今年の大会は、沖縄県が日本復帰50周年の節目の年にあたるため、大会参加者と県民が分かち合えるイベントが加わる予定となっている。
大会組織HPでは、『「移民県としての沖縄」という側面の他に、歴史をひも解けば、琉球王国が交易国として成り立っていたことがあり、首里城正殿にかけられた「万国津梁の鐘」が、まさにその象徴であった。』、『先人達は、海を越え、遠く離れた国で新天地を開拓し、懸命な努力によって困難を乗り越えてきました。各地で生活基盤を築き、異文化社会の中でしっかりと根を下ろしながら、沖縄独自の伝統文化やアイデンティティーを脈々と受け継いできました。』と説明している。
琉球王国からの精神を引き継ぐ「旅」は沖縄の誇れる歴史文化である。大会には、沖縄県民はもちろん、本土出身者の方々も交流することをお勧めする。
開催日程
・ 前夜祭:令和4年10月30日(日)
・ 本大会:令和4年10月31日(月)~11月3日(木)
出典:
世界のウチナーンチュ大会: https://wuf2022.com/ja/
沖縄県 世界の沖縄系人: https://www.stat.go.jp/info/guide/pdf/okinawa.pdf