那覇市国際通り商店街発行の「ICリストバンド型スマイルタグ」 何っそれ!?
皆さんは、那覇市国際通り商店街が2014年から発行しているICリストバンド型スマイルタグとなるものをご存じだろうか。タグ購入時に600円分のポイントがもらえ、加盟店で買い物や施設入場に使えるとのことである。
本事業は、沖縄県による産業支援策の一つとして、IT関連産業の更なる生産額の増大を目指すために、産業間の連携・協業を促進し、ITを活用する機会を増加させる目的で行っている事業で、中小企業庁から地域活性化に貢献したとして表彰も受けている。
しかしながら、リストバンドが使えとHPに掲載している店舗・施設は、みじめなほど僅かである。そもそも、このICバンドを利用するのは、本土から来る観光客のみであろうが、(外国のインバウド客が利用することは皆無だと思う) 僅かなポイント欲しさにわざわざリストバンドを求めるだろうか。現状の国際通りは、なんの面白味もないお土産店やドラッグストアが建ち並んでいるだけで、どのような魅力を発信したいのか伝わらない。
この事業には補助金が投入されている。2014年から7年経過した今、事業の総括を行うことが必要であろう。