沖縄発!あれこれ地域情報ブログ

こんにちは。うちなんちゅの心 です。私たちは、日々たくさんの情報を新聞、ラジオ、インターネットなどで接していますが、表向きのニュースの真相や公表されていない情報などを私なりの切り口で分析していきたいと思います。  また、沖縄の若者向けに仕事のキッカケとなるような情報も発信して行きたいと思います。皆さんからも、気になる情報の提供をお待ちしております。狭い沖縄、身バレ防止のため、匿名ブログとさせて頂きます。

【Break time】デニー県知事の応接室「屏風」 琉球王国の魂あり!

 よく、テレビ等でデニー知事が知事応接室で来客と対応する様子が流れるが、知事の背後に掲げられている屏風が気になる人はいるだろうか。

 屏風に書かれている漢文は、1978年6月に国指定の重要文化財に指定され、県立博物館・美術館に展示されている「万国津梁の鐘」に彫り込まれている漢文で、15世紀頃尚泰久王が造らせ、首里城正殿にかけられていたものを複写したものだ。

 屏風の漢文を現代語で表すと、琉球王国は、南海のすばらしい地であり、中国・朝鮮国、日本の各国と親密な関係を持ち、これらの国の中間に位置する大地から出現したあこがれの島である。船で各国へ渡り、万国の架け橋となり異国の産物や貴重な品々は、国中に満ちあふれ、土地がらも人々の心も遠く日本や中国のすぐれた徳の教化をまねく。」と書かれている。沖縄生まれの私にとっては、涙が出るぐらい誇りに感じる内容だ。

 さらに着目してもらいたいのは「中国・朝鮮国、日本の各国と・・・」のくだりだ。琉球王国は、中国・日本国と対等な独立国だったのだ。

 知事室を訪問する日本政府のお偉いさんも、デニー知事の後ろからの差す "後光" にもう少しは敬意を払ってもらいたいものだ。また、在沖米軍には米兵への教育プログラムに取り入れて、沖縄に対する理解を深めてもらいたいと願う。

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屏 風

出典:JCC web美術館:  https://art.jcc-okinawa.net/rekishi/bankokushinryo/