沖縄発!あれこれ地域情報ブログ

こんにちは。うちなんちゅの心 です。私たちは、日々たくさんの情報を新聞、ラジオ、インターネットなどで接していますが、表向きのニュースの真相や公表されていない情報などを私なりの切り口で分析していきたいと思います。  また、沖縄の若者向けに仕事のキッカケとなるような情報も発信して行きたいと思います。皆さんからも、気になる情報の提供をお待ちしております。狭い沖縄、身バレ防止のため、匿名ブログとさせて頂きます。

「ジュビリーエース」被害は甚大だけど、暗号資産に罪はない

 2021年11月12日 、地元紙に、『シングルマザー「信じてしまった」650億円被害に沖縄でも被害者の会 暗号資産の出資勧誘』の見出し記事が載った。私は、この見出しの言い回しには感心しない。シングルマザーとこの詐欺事件の本質とは全く関係がないからだ。記者が取材した被害者がシングルマザーだったかもしれないが、シングルマザーもファザーも会社経営者も、低所得者から資産家までも全国の大勢の人が、言葉巧みな詐欺者らにありもしない架空話に「暗号資産」というワードが使われただけである。

 また記事は、『「ジュビリーエース」などの金融商品をうたい、暗号資産(仮想通貨)取引への出資を募った』と続く。この表現も正しくない。詐欺師らは金融商品の販売は金融当局の許認可が必要であることは十分に分かっており、悪意のもと、自らの口で「金融商品」とうたうことは決してないからだ。もし、被害者が「金融商品とうたっていた」と言ったとしても、それは被害者の勝手な思い込みだと思う。

 被害者には同情するが、私が懸念するのは、暗号資産が不正なもの(悪者)だと決めつけられることだ。暗号資産というIT技術は、将来、私たちのくらしを大きく変える可能性を秘めている。例えるならば、30年前まではなかったスマホ(携帯電話)が、今では誰もが使い、なくてはならないほど普及しているように、暗号資産は次の技術革新ツールになると言われている。

 巷では、法律で金融庁の許認可を得た登録業者でしか暗号資産の売買や運用が出来ないにも関わらず、架空の暗号資産を語ったうその投資話が溢れている。それらの詐欺に引っかからないためには、暗号資産について正しい知識を持つこと、日本の認可業者(海外業者であっても日本当局の認可が必要)であるかを確認することだ。それに該当しない投資話は詐欺だと疑ってまず間違いない。これ以上、県民が被害に合わないことを願うばかりだ。

 最後に、詐欺商品でないかを分析調査し、警告を発する情報サイトがあるので紹介する。これだけの詐欺商品があるのかと驚くほどだ。このサイトの運営者の分析能力は尊敬に値する。もちろん、「ジュビリーエース」も詐欺商品として載っている(検証62)。このサイトのFXバージョンもあるので、次回紹介する。

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